招き猫
東京世田谷に豪徳寺 (ごうとくじ) というお寺があります。
元は貧しい寺で、自分の食事も削って猫に与えていた。
夏のある日に、井伊直孝は、鷹狩の帰りに寺の前を
通ったところ、猫がしきりに手招きをするような仕草をして
いたので、気になって寺を訪れた。
和尚は説法を始めたが、突然激しい雷雨となった。
しかし、説法が終わる頃には、穏やかな空となっていた。
雷雨で命を失うところだったのでたいそう喜び、井伊家の
菩提所としたため、たいへん繁栄した。
その猫が死んでも墓を建てて冥福を祈り、人形をつくり、
「 招福猫児(まねぎねこ)」と呼んだ。
これが、招き猫のルーツと言われるそうな。
天と人の間の70°に猫 ?